2008年7月7日

MindTouch Deki Wiki is wonderful !!

インドクジャク(印度孔雀、Indian Peafowl) Pavo cristatus (Linnaeus, 1758) 動物界(Animalia) 脊索動物門(Chordata) 鳥綱(Aves) キジ目(Galliformes) キジ科(Phasianidae) クジャク属(Pavo)   王子公園にて

 最近、職場で MindTouch Deki Wiki という Wiki システムを使っている。とてもよくできたソフトウェアで感心すること、しきりである。

 大規模な Wiki システムで有名なのは、Wikipedia で使われている MediaWiki だと思うが、使い勝手、ユーザーフレンドリーという面では、Deki Wiki の方が数段上ではないかと思う。

 具体的に画面を提示することができないのだが、まず、MediaWikiでは難しい、同一名のページを作ることが簡単に行える。例えば、MediaWikiだと、○○事業の2007年度と2008年度は、「○○事業 2007年度」、「○○事業 2008年度」というページを作らなければならないため、ページのタイトルがとても煩雑かつ冗長になってします。一方、Deki Wiki だと、「○○事業」というページを作って、それに新規作成というボタンをクリックして記事を作ることで、自動的に下位フォルダーにそのページが収まってしまう。おまけに、下位フォルダーは、左のナビゲーションリンクに反映され、階層構造をメニューとして構築してしまう。

 こんなことをすると、メニューが縦長になって見通しが悪くなると思うが、そこもよく考えられていて、3階層以上の階層を持つ項目については、他の階層が表示されなくなり、見通しが非常によくなるし、ページの構成が非常によくわかる。この仕組みの優れているところは、左側のメニューの表示を見やすくするために、内容を整理しようと、試行錯誤するので、結果としてページ郡のまとまりがよくなることだ。物事をどう整理すればいいかを目の前に突きつけられるので嫌でも整理をしたくなってしまうところが素晴らしい。

 で、他の項目が消えてしまうと自分の居場所が分からなくなってしまうと感じるだろうが、メニューヒエラルキーの上部に「最近見た項目」というリンクが自動的に更新され、手戻りをしやすくしているところが心憎い。ナビゲーションの考え方は独特ではあるが、非常に使いやすいし、使い勝手をよく考えられている。

 各項目(ページ)にファイルを添付できるというのもいい。MediaWikiは完全に独立して画像を管理しているので、ファイルを探すかあらかじめ在り処を知っていないと、利用できないのだ。

 使えば使うほど、その内部に秘められた細やかさが見えてきて、どんどん好きになる。こんなソフトは珍しい。

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