2006年5月21日

ギンリョウソウ(銀竜草)(Monotropastrum humile)

ギンリョウソウ(銀竜草 (Monotropastrum humile))の株。竜というよりは馬の顔に似ている。

 今日は篠山市の今田町にある兵庫陶芸美術館というところに行きました。まぁ、子供が外で遊びたがって早々に退散してしまって、殆ど何も見ていないようなもんなのですが。で、美術館で貰った周辺地図を見ていると近くに蛙の宮という神社があるのを見つけて、興味が出たので行ってみました。行ってみると小山の上に立った小さな神社があり、伝承とかは素っ飛ばしてウロウロしていてフト足元を見ると、ギンリョウソウ(銀竜草)(Monotropastrum humile)がありました。

 図鑑で見たことがあるので、葉緑素を持たない腐生植物だと覚えていたのと、以前にキヨスミウツボという寄生植物を見たことがあるので、あんまり自分自身はビックリはしないのですが、突然真っ白な花だけの植物が出現したら驚くでしょうね。

 この植物は、根に腐葉土を分解して栄養に変える菌根菌を保持することによって生存しているそうです。なので、腐葉土の堆積し、分解されやすい湿っぽい場所に出現するらしい。かなりの株が出ることもあり、珍しい植物というものではないようです。

兵庫陶芸美術館に行ったついでに近くの蛙の宮神社というところに行ったら、腐生植物のギンリョウソウ(銀竜草 (Monotropastrum humile))に遭遇しました。中央下の白い塊。<br />見た瞬間は大喜びでしたが、帰ってきて調べると、結構普通に見られる植物なんだとか。

 銀の竜のような草という名前ですが、どう見ても馬の顔だと思う。ちなみに英名はありません。

 いろんな角度から写真を撮っていると、一つの花に見たことのないカニグモが付いているのが見え、これはこれでまた嬉しくて、いろいろ試してみました。

 その結果、撮れたのが下の写真。花の構造もちょっぴり見える写真になって個人的には満足満足。クモはカニグモ科のヤミイロカニグモ(Xysticus croceus)でした。
ギンリョウソウ(銀竜草 (Monotropastrum humile))の花とヤミイロカニグモ(Xysticus croceus)

 他にいろいろな虫の写真が撮れ、なかなか楽しい時間を過ごすことができました。

 早速、Wikipediaの腐生植物にも写真を登録して、ようやく一段落。

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